AWSの学習

クラウドの需要が高まる今、クラウドを学ぶことはIT分野で非常に意義があります。2025年第2四半期のグローバルクラウド市場シェアを見ると、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudの3社で全体の約63%を占めており、この分野での成長が続いています。
初学者が学ぶクラウドとして、特にAWSがおすすめです。AWSはサービスの幅広さと事例の豊富さから、世界中の企業で採用され、スタートアップから大企業まで幅広い層が利用しています。また、市場でのリーダー的な地位も維持していて、学習リソースも充実しています。
その他の主要クラウドの特徴は以下の通りです。
| クラウドベンダ | 主な強み |
|---|---|
| AWS | サービス数が圧倒的に多く、導入事例・エコシステムが世界最大。 |
| Microsoft Azure | Microsoft製品との親和性が高く、Officeサービス連携に有利。 |
| Google Cloud | データ分析やAI技術が強み、AI分野での評価も高い。 |
AWS認定資格は転職市場で高く評価され、キャリアアップや市場価値向上にもつながります。事例やドキュメントが充実しているため、初めてクラウドを学ぶ場合も安心して始められます。
クラウドを学ぶことで、ITエンジニアとしての可能性が広がり、今後のキャリアに役立つスキルを効率的に身につけられます。
学習ステップ

| STEP | テーマ | 主な目的 | 関連リソース/効果 |
| 1 | Udemy AWS 14 days受講 | 体系的知識と実践力の習得 | 初学者に最適。「手を動かしながら」22サービスを学ぶ。 |
| 2 | 全体像の整理 | 設計原則とサービス連携の理解 | Well-Architected Framework(6つの柱)で設計思想を理解する。 |
| 3 | 各サービスの実装法の理解 | 深い理解と応用力の強化 | ハンズオンや失敗経験を通じて、サービス設定の意味とトラブルシューティング能力を養う。 |
| 4 | 記事等でのアウトプット | 知識の定着と学習の進化 | 学習内容を文章化し、知識を体系的に整理。SNS等での共有も奨励されている。 |
| 5 | 資格受講 (SAA) | スキルの客観的証明とキャリアアップ | 体系的な設計スキルを証明し、市場価値を高める。 |
【1】 Udemy AWS 14 days 受講
AWS学習の最初の一歩として、Udemy講座「手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで」の受講を強く推奨します。
この講座は2025年最新版にアップデートされており、8ヶ月の公開期間で1万人を超える方に受講された実績があります。
このステップの目的と特徴:
• 初学者のスタートライン: 「これから AWS を学びはじめたいが、何からやるのがいいですかね?」という疑問を持つ初学者の方に最適な講座です。
• 実践的なハンズオン: 実際のシステム開発で利用されることが多いAWSサービス・機能が選定されており、主要サービスをハンズオン中心で学習を進めることができます。
• 体系的な理解: シンプルな構成のWebアプリを構築し、新しいAWSサービスを組み合わせながら、可用性の高い、スケーラブルな構成へと段階的に育てていくカリキュラムです。この実践を通じて、AWSサービスやサービス間の連携について学ぶことができます。
• 学習範囲: Amazon EC2、Amazon VPC、Amazon RDS、Elastic Load Balancing (ELB)、Amazon S3といったマネージドサービスから始まり、Amazon Route 53、Amazon CloudFront、AWS CloudFormation(Infrastructure as Code)、Code シリーズ(CI/CDパイプライン)など、22サービスを実際に手を動かしながら学習できます。


(参照元:https://www.udemy.com/course/aws-14days)
【2】 全体像の整理
Udemy講座でのハンズオンを通じて、個別のサービス機能だけでなく、それらが連携してシステム全体を構成する「全体像」を整理します。
AWSのアーキテクチャ設計には、AWSが確立したベストプラクティスと戦略を理解するための「AWS Well-Architected フレームワーク」が非常に有用です。
• このフレームワークは、オペレーショナルエクセレンス、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化、持続可能性という6つの柱(設計原則)に基づいており、信頼性が高く、安全で、効率的かつ費用対効果の高いシステムを設計・運用するための指針となります。
• 特にセキュリティに関しては、AWSがインフラストラクチャを保護し、お客様がクラウドにデプロイするワークロードのセキュリティに責任を持つ「責任共有モデル」の理解が不可欠です。
【3】 各サービスの実装法の理解(応用含む)
ハンズオン体験を応用し、各サービスが提供する機能の詳細な実装方法とベストプラクティスを深く理解します。(【1】Udemy AWS 14 days 受講の複数周回を通じて、実装方法への理解を深めることをお勧めします。)
• 失敗から学ぶ: Udemy講座では、成功する実験だけでなく、失敗する実験も数多く実施し、設定項目の意味合いや、うまくいかないときの切り分け(トラブルシューティング)を学ぶことが重視されています。
• 発展的な内容: 例えば、講座の後半では、CodeBuild、CodeDeploy、CodePipelineを利用したCI/CDパイプラインの構築や、CloudFormationを活用したInfrastructure as Codeに取り組むなど、基本から応用までをカバーした内容が含まれます。
• セキュリティと運用: AWS Identity and Access Management (IAM) や Amazon CloudWatch など、サービスの利用開始時にしっかりと押さえておくべき重要なサービスについても理解を深めます。
【4】記事等でのアウトプット
学んだ知識を定着させ、外部に発信することは、理解度を深める上で非常に重要です。
• 知識の棚卸し: 自分で記事やブログを執筆することで、曖昧な理解だった部分が明確になり、知識の体系的な整理が進みます。
• 情報共有: 講座の受講後には、学習状況や感想をSNSでシェアすることが奨励されています(例:#aws14days)。
【5】資格受講 (SAA)
AWSの基礎と実践力を身につけた後、知識の証明とキャリアアップのため、AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA-C03)の取得を目指します。
• 目標設定: SAAは、AWSの主要サービスについて深く理解し、ベストプラクティスに基づいたスケーラブルで可用性が高く、費用対効果に優れたアーキテクチャをAWS上で設計できる能力を評価する、非常に人気の高い資格です。
• 学習の土台: 以前、この14日間講座を受けた受講生の方の中には、この講座で学んだことをベースにAWSのアソシエイト資格に合格できたというコメントがあります。実際に手を動かした経験は、資格取得に近づく上で役立ちます。
• 試験対策: SAA試験では、複数のサービスを組み合わせて解決策を構築するシナリオ問題が多いため、Udemy講座などで得たハンズオン経験は、理論の裏付けとして機能します。
• 難易度/費用: SAAはAssociateレベルの資格であり、一般的に60〜100時間程度の勉強時間が目安とされています。受験料は150 USD(税抜)です。
まとめ
AWSの学習ロードマップは、まるで料理の修行に似ています。まず「Udemy AWS 14 days」で基本の包丁の使い方や火加減(コアサービスのハンズオン)を体で覚えます。次に「全体像の整理」で、レシピ(Well-Architected Framework)を理解し、なぜその調理法(設計)が最良なのかを学びます。その後、「実装法の理解」で様々な食材(サービス)の扱いに習熟し、「アウトプット」で学んだことを自分の言葉で他者に伝える(料理を振る舞う)ことで、知識が本物のスキルとして定着します。そして最後に「SAA資格取得」は、プロの料理人としてのライセンス(設計能力の証明)を得ることに相当し、これによりキャリアパスが大きく開かれます。


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